覚えられませんっ

元「覚えらんない人のためのオンラインソフト備忘録」。遅ればせながらブログ移行してみた次第。

フランクリン+リナザウがうまく動いている件について

ずっと敬体の文章を書いてきて、さすがにそろそろ飽きてきたし疲れてもきたし、ってことで、カチャカチャWindowsの続きをちょっとお休みさせていただいて、久々に常体の文章を書く。
リナザウ(SL-C3000)とシステム手帳(フランクリン)を使い分けたい俺 - 覚えらんない人のためのオンラインソフト備忘録フランクリンプランナーリナザウを使い分ける件について書いたが、これが予想以上にうまく動いている。あれから3ヶ月以上たつので、当然いくつかの点で微調整はしているが。そのへんをふくめてこのシステムに関して後日談を記述しておこうと思う。

フランクリンのウィークリー

リナザウ(SL-C3000)とシステム手帳(フランクリン)を使い分けたい俺 - 覚えらんない人のためのオンラインソフト備忘録ではフランクリンのウィークリーについて、4ページで1週間がきっちり完結し、ノートのリフィルが追加できる便利さについて記述した。一応ちょっと引用しておくと、

フランクリンは1週間が4ページ、2枚のリフィルできっちり完結する。右ページから1週間が始まり、最初にその週のすべきことのリスト、次に見開き1週間のバーチカル*1のスケジュール、最後の左ページにノートで「済んだことについての雑記」が書ける。展望から反省まで、1週間が1つの単位として完結しているのである。仕事の性質にもよるだろうが、1週間という単位を非常に有効に生かせる作りだと感じている。この構成だと、ノートの部分にはいくらでもリフィルが補充できる。実際フランクリンのウィークリーには補充用のノートが数十枚付属している。

当初俺は1週間の「済んだことについての雑記」に通常1ページを充て、特に記述することが多い週のみリフィルを補充する、という形にしていたが、いまでは最初からリフィルを1枚補充してしまい、1週間の雑記ページを3ページとして1ページ3日分、3ページ目のみ日曜日分+ウィークデーの補充事項の分として最初から日付を入れてしまっている。つまり1週間でリフィル3枚6ページを使っているわけだ。フランクリンの「王道」は見開き1日つまり1日2ページ形式のデイリーリフィルであるが、見開き2日1日1ページのリフィルも発売されている。1週間6ページはこれを使用するのと分量的にはあまり変わらない。それなのになぜウィークリーなのか、というとやはり1週間のスケジュールは一覧したい、ということに尽きる。昨年度は見開き1日デイリーを使用したが、やはり1週間のスケジュールが一覧できない不便さを痛感した。デイリーをメインに使っていると、野口悠紀雄氏風に言えば「明日地獄が待っているのに気づかない」ということが、本当に忙しいときにはやはり起こりえるのだ。フランクリン以外にも「気がつくと机がぐちゃぐちゃになっているあなたへ」などで1日見開き1ページのデイリーを推奨しているが、現実的にはウィークリーというスケールのスケジューラはたいていの仕事で必要になるように思う。
ウィークリーはフランクリンやクオバディスのようなバーチカル式の方がスケジュールの書き込みがしやすい。しかしバーチカルの大きな欠点は能率手帳式の左ページのみに時間軸を取っているものに比べるとメモ欄が狭くなりがちであることだ。フランクリンのウィークリーだと、スケジューラーはバーチカルでありながら十分なメモ欄を取ることができ、場合によってはさらにその週のノートを追加できる。まあ、手帳を2分冊することを厭わないのなら、クオバディスとB6くらいの100円ノートの組み合わせなんてのも悪くないと思うが。

ポータークリップ システムバインダー

フランクリンってのは結構高級志向なので、すべて純正でまかなおうとするとかなり費用がかさむ。それとともに俺が参ったのはバインダーが重いこと。常時携帯するという気にはならない重さなのだ。俺の場合デスクワークが主で、しかも移動にはほとんど車を使うという仕事環境なので、携帯のしやすさよりはスケジューラーとしての使いやすさと記入スペースの大きさを重視することになるが、それでもフランクリンはやはり重いと感じた。それゆえ常時携帯するリナザウを併用することにしたわけだが、フランクリン不携帯時に「ああ、持ってくりゃよかった」と思うことも多々あるわけで、もちっと何とかならんか、と解決策を探した。で、みつかったのが、吉田カバンの「ポータークリップ システムバインダー」ネット実売価格5250円(定価はいくらか知らん。)という商品。本来はバイブルサイズ用のバインダーだが、若干横幅の広いフランクリンのコンパクトサイズもちゃんと収まる。ポリエステルP.V.C.加工で非常に軽い。ベルクロテープ留めであるが、B6正寸のメモ用紙などを挟んでもそう簡単には脱落しない。(さすがにファスナーまでの信頼性はないので俺はマネークリップで挟み込んでいる。)かなりカジュアルな見た目なので、それが駄目な方もいらっしゃるとは思うが、フランクリンを考えている方はリフィルだけ購入してこのバインダーを使うって手もありかと思う。
俺は純製のエグゼクティブステアからこのバインダーに変えたおかげで、だいぶフランクリンを携帯する頻度が増えた。
なお、吉田カバンの公式説明ページみたいなものはないようで、このバインダーの説明がある箇所にリンクを張るとショップのページになってしまう。特定のショップのページにリンクを張るのも嫌なので、とりあえずGoogleに張っておく。

リナザウ+QualendarのToDo

そんなわけでフランクリンの携帯頻度は上がったが、それでもToDoリストはリナザウ(SL-C3000)とシステム手帳(フランクリン)を使い分けたい俺 - 覚えらんない人のためのオンラインソフト備忘録のときのリナザウ+Qualendarのまま変更なしだ。実はPDAにおいてスケジューラーを使わずToDoだけを使うというこのやりかたは使えば使うほど「イイ!」と思うのだ。
PDAでスケジュール管理をすることに関しては、どうあがいても一覧性に欠けるという欠点は残る。しかし、ことToDoリストに限定した場合、この欠点はほとんど気にならない。それどころか、期日によるソートができ、しかもそれをデフォルトに設定しておくことができるから、常時締切の近いものから目にはいるようにToDoリストを自動的に書き換えてくれる。今日が締切のもの、期日を過ぎたものは文字色を自動的に変えてくれる。さらにこのリストには数の制限がない。取るに足りないこと、やんなくってもいいんだけど、というようなことでも、とりあえず記述しておいても邪魔になったり他の重要なToDoのスペースを圧迫することがないのだ。
そして、リナザウには筆記具がいらない。常時QualendarのToDoを起動しておくと、電源オン→Fn+nですぐにToDoの記入ができる。紙の手帳でも所定のページを開いて筆記具を取り出す時間は必要だから、手軽さはある意味リナザウが上かもしれない。さらに誤変換など気にせずにとりあえずメモってしまう、というスタンスであれば、総所要時間も紙の手帳に書くのとそう変わらないような気がする。期日の記入はどうか。紙の手帳では場合によってはカレンダーを見る必要がある。「さ来週の木曜日が期日」と分かっていても何日か分からない、なんて場合がある。Qualendarでは矢印キーでカレンダーがドロップダウンするので、期日の設定は非常に楽だし間違いがない。「いつだっていいんだけど」なんて軽いToDoは期日さえ設定しなくて済むので、たとえば「靴クリーム」とだけ記入してOKボタンで記入終了なんて感じ。これ、やってみりゃわかるが結構早いんですよ。
PDAをスケジューラーとして使おうとすると、発生した案件には日時の設定が必須になる。設定しないとスケジュールにならない。これはその場ですぐにやるにはかなりおっくうな仕事。しかし、ToDoリストには日時は必ずしも必要ない。必要な場合には数字で入れてしまうこともできる。きまりごとが少ない分、より柔軟な使い方が可能なのだ。ただ、当然ながらスケジューラーに転記する手間を惜しまないことが大事ではある。

だからリナザウを愛してるんですってば

りなざうテクノウさんで俺の敬愛するスタパ斎藤*1氏がリナザウに興味を示しておられる、との記事が。斎藤さん、リナザウイイですよ。librettoでできることほとんどできますって。こっちの水は甘いですよ、と大物の蛍を誘惑するが向こうからこっちは絶対に見えてねえよなあ空しいなあなどと思いつつもリナザウへの愛はさめない一途な俺自身がいじらしい俺であった。

*1:わかる方にはわかると思うが、俺がこのブログで目指しているのは「スタパ斎藤風フリーソフトレビュー」なのだ。彼はフリーソフトのレビューってやらないじゃないですか。だったら俺がスタパっぽくやってやろうじゃねえか、てなもんです。