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覚えられませんっ

元「覚えらんない人のためのオンラインソフト備忘録」。遅ればせながらブログ移行してみた次第。

Acronis True Image Home2010 その1

前回(って半年前ですが)のEASEUS Todo Backup、普通にバックアップを取ってリストアする、という使い方だと俺の環境では特に不具合も出ず、まあこれでいいや、という感じではあったのだが、ひとつちょっと困った点もあり、それはバックアップ時にコメントが書き込めないということ。コメントを書き込む機能自体はあるのだが、書き込んでも保存されないようなのだ。以前のバックアップからどのような変更を加えたのかを記録しておき、不具合が出た際に怪しい変更を加える前の状態にさかのぼってリストアするという使い方をしている俺にとってはちょっと不便。また、バックアップという信頼性が重要な機能に中華系のフリーソフトを使うのも若干の不安が残らないでもない。
そこに長らくお世話になっていたAcronis True Imageのバージョンアップの噂。試用してみたのだが、俺が使っていた8.0からは別物のソフトのように進化していたので驚き、驚きついでのレビューでも久々にいたしてみようかという次第。

インストールと起動

インストールはおそらく初心者でもなんの迷いもなくできるであろう。インストール後起動するとまず「[ワンクリックバックアップ」が立ち上がる。まずシステムが入っているパーティションをバックアップしておきましょう、ということらしい。俺のPCでは内蔵ディスクが3つのパーティションに区切ってあって、C:にWindowsXPSP3、D:にWindows7がインストールしてあり、E:がデータ領域。さらにUSBの外付けドライブを接続してある。「バックアップするパーティション」としてC:とD:、バックアップ先にUSBドライブがデフォルトとなっていた。ちょっと時間がかかりそうなので最初はキャンセル。メニューの「ツールとユーティリティ」からも起動できるから、キャンセルしても問題はない。

ブータブルレスキューメディアの作成

クリックすると、Acronis Medhia Builderのウィザードが立ち上がる。ブータブルメディアの作成先にはCDドライブ、フロッピーディスクドライブ、SD/CFドライブ、ISOイメージが出現した。今回はCDを作成する。メディアを入れて「実行ボタン」をクリック。1分かからずにブータブルCD完成。はええ。

ディスクバックアップ

通常のパーティション毎のバックアップを取るには、「バックアップセンター-ディスクバックアップ」を使う。初心者であっても、「バックアップの対象」と「アーカイブの場所」を指定するだけで簡単にバックアップが取れる。1回目はパーティション全体をバックアップする「完全バックアップ」、2回目以降は特に指定がない限り「増分バックアップ」となる。もちろん詳細なオプションも用意されていて、2回目以降でも明示的に完全バックアップにすることもできる。また以前からあった圧縮レベルや優先度の他に、書き込み速度の指定、完了時のメール通知、除外ファイルの指定などなど、豊富なオプションが加わっている。しかし、問題はコメント。なぜかTrueImage上での日本語入力はインライン入力にならず、かつてDOS上でのアプリによくあったシステムライン入力になってしまうのである。このコメントもそうだし、せっかくホーム画面右上に常時ある機能検索窓でも、日本語入力が画面最下行に出現するのだ。これはTrueImage8のころから治っていない。本質とはあまり関係ないこういう点で印象点が下がるのはもったいないと思うのだが、なぜ治さないんだろう?俺はATOKを使っているのだが、MSIMEは問題なくインラインになるのかな?
しかたがないので以前やっていたのと同じく、エディタでテキストファイルを作成し、そこからコピペ。ここでわずかに進化していることに気づく。8.0は改行があるとその前までしか貼り付けできなかったのが、Home2010では複数行を一度に貼り付けられる!って結構トホホですよね……
でまあ、何はともあれやってみた。約50GB使用のD:を、優先度標準、圧縮レベル高で外付けUSBドライブに完全バックアップ。ただし、Windows.oldなど、Windows7再インストールの際に作られたバックアップは除外。所要時間は29分ほど。8.0やEASEUS Todo Backupでは小一時間かかった記憶があるので、かなり高速だと思う。続いてC:をバックアップしてみる。11GB使用、優先度標準、圧縮レベル高で完全バックアップは所用時間5分。これも8.0では15分近くかかっていたと思うので、倍から3番くらい高速化がなされているといってよいかも。

リストア

作成したブータブルメディアから起動してD:をリストア。これも8.0にくらべると2〜3倍高速。50GBを30分程度でリストアできる。EASEUS Todo Backupではなぜかリストア後にエラーメッセージが出て(ちゃんとリストアはされているのだが)肝を冷やしたものであるが、Acronis True Imageは何事もなく当たり前のように起動する。バックアップ、リストアという基本機能に関してはさすがに高速であり信頼性も高いという印象。あと細かいことだが、ブータブルCDから起動した際に、以前のバージョンでは有無を言わさずAcronis True Imageが立ち上がっていたのだが、Acronis True Image Home2010ではHDDから起動できるようメニューが出るようになった。ブータブルCDを取り出し忘れて再起動するのはよくやるミスであるが、こうした配慮がなされているのはうれしい。

次回は新機能を試してみよう

今回は8.0のころから使用していた基本機能のみ試用してみた。新たに追加された機能に関しては次回に、ということで。