覚えられませんっ

元「覚えらんない人のためのオンラインソフト備忘録」。遅ればせながらブログ移行してみた次第。

本日の読書ノート 『「震災の生存術』 柘植久慶著

今回も危機管理シリーズで。

    • 地下室があると飛躍的に耐震性が向上する。通常の1.5倍の建築費。
    • 6階建の場合1階は上からの重みでつぶれ、3--4階は衝撃波が戻ってきてつぶれる可能性がある。安全なのが5--6階あたり。
    • 大手住宅メーカーの住宅の強度が高い。
    • 中央に頑丈なテーブルを置いて、シェルターとする。
    • 作りつけの家具が理想である。
    • 保温--保冷パックがあれば、冷蔵庫の中の食物を二日ほどもたせることができる。
    • 保存食--ミネラルウォーターなどは先積み先出しで、期限をマジック書きして消費していく。
    • 普段からゆっくり食べる習慣を。
    • 平常時には「何かが起こる」と考え、非常時には「自分はだいじょうぶ」と考えること。
    • 握力鍛錬、ゴムチューブひき。
    • 横座りの座席では、座っている全員が腕を組み合い、両端にいるものが支柱につかまるという姿勢を取る。
    • 地下鉄では、ブレーキの衝撃に耐えたら、次は頭を低い位置にして、頭上に注意。
    • 電車ではなるべく中央部に乗る。線路には高圧の部分があるのでやたらに歩いてはいけない。
    • 進行方向に向かって座っている場合、両足で前の座席を力一杯押さえつけていること。
    • 化学繊維--毛織物は火に弱い。綿か綿とポリエステルの混紡が良い。
    • 知っている場所でも地図があると行動がしやすくなる。
    • 海岸線で地震に遭遇したら、車よりも徒歩で直線的に上に逃げたほうがよい。
    • 通勤用の革靴では10キロメートル以上は歩けない。歩くことを前提にした靴で通勤すること。
    • 自転車はマウンテンバイク。
    • 火が出て逃げる場合も、戸締まりは完全に。火事場泥棒に狙われる。
    • 火事場泥棒対策として、入り口に「危険物多数--立ち入り禁止」のはり紙をしておく。
    • 長時間の作業で重要なのは終始同じペースで進めること。
    • 一般のガラスは火で割れてしまい、そこから火が入ってくる。火力が最大になる高さは2階なので、2階には厚手のガラスか防火シャッターを。
    • 下敷きになっている人を救出する場合は真上から救出作業を進めていく。
    • 自警団の拠点はできるだけ派手に。自警団が存在していることをアピールする。
    • 不審者と距離を取る意味で、問いかけはラウドスピーカーで。
    • ウエットティッシュ、シーブリーズ、ベビーパウダー
    • どんなに小さな余震でも倒壊する建物があることを忘れない。
    • 居住区の防犯として、黒く塗ったワイヤーを自分たちの出入り口以外の部分地上20センチくらいのところに張り巡らす。
    • 家の強度をチェックする
      1. 地元の工務店に『丸投げ』していないか
      2. コーナーに補強金物がしっかり入っているか
      3. コーナーに火打ち土台、火打ち梁が入っているか
      4. 胴差し(木材をくり貫いて組み合わせる部分)や二階の床梁の部分にしっかり金具が使われているか
      5. 基礎と土台を固定しておくアンカーボルトが確実に打ってあるか
      6. 土台と梁にきちんと三角プレートが取りつけてあるか