覚えられませんっ

元「覚えらんない人のためのオンラインソフト備忘録」。遅ればせながらブログ移行してみた次第。

2006年版手帳やメモについて考えた-その2

前回の続き。
俺はリナザウを常時携帯しているため、たとえば電話番号や担当者の人名など、1行メモみたいなものはQualendarのTODOに入れてしまう。そのうえでOutlookの連絡先に入れるなり、予定表に転記するなりの2次加工をすることにしている。それゆえ、俺にとってノートに書くメモというのは、一定以上の量を書き留める必要があるとか、箇条書きにしておきたいとか、図にした方がわかりやすいとか、あとで書き足して発想をふくらませたいとか言うたぐいのメモだ。こういったクリエイティブな目的でのメモの場合、バイブルサイズ程度では大きさが足りない。せっかく手帳と別にメモノートを用意するのであれば、このへんの用途を意識すべきだろう。

A5版ルーズリーフ

まず大きさであるが、常時携帯することを考えるとB5ではちょっと大きい。まずはA5版20穴のルーズリーフを試してみた。A5の縦横の比率が俺はかなり好きなので、気持ちよくメモれる感じ。しかし、バインダーの大きさがネック。バインダー自体はA5より当然大きいわけで常時持ち歩くにはちょっと鬱陶しい大きさだと感じ始めた。また随時メンテナンスをして不要なリーフをはずしておかないとあっという間に重くなってしまう。いろいろ自作するのが楽しいのでインデックスだのルーラーだのを作ったりし始めたのも敗因。
しかし、A5版ルーズリーフには大きなメリットもある。Outlookとの連携は結構ばっちりでした。まず一般的な大きさなので印刷設定が楽。100円ショップで無地のリーフを買ってきて、マンスリーでもウィークリーでも楽に印刷できる。Outlookで印刷したウィークリーは、週の7日すべてを稼働日として見開き2ページで印刷すると、左ページに3日、右ページに4日、というレイアウトになる。なぜ左に4日、右に3日プラスメモ欄またはTODOというレイアウトにしねえんだなめんじゃねえよこらと俺などは言いたいのであるが、バイブルサイズでは1ページに1週間分というレイアウトはスペース的にちょっと無理なので、この嫌な感じの「2ページにまたがる」というレイアウトを使わざるを得ない。だがA5だと1週間1ページでもなんとか実用に足る感じになる。Outloook+PDAでスケジュール管理しているがたまに印刷して持ち歩く、というような場合にはA5ルーズリーフはコスト的にも大きさ的にもよい選択じゃないかと思う。

コクヨキャリーメモ

次に俺が感じたのは「やっぱり方眼だろ」ってこと。特に5ミリ方眼。5ミリ方眼の汎用性の高さはすばらしい。詰めて書きたいのなら0.5ミリの極細ボールペンで1行に。スペースを取りたいのなら2行分取って10ミリ罫にもできるし、方眼を無視して書き殴ることもできる。そんなわけで次に俺が試したのはコクヨのキャリーメモA5。これはレポートパッドがボール紙のケースに入っているような、有名なロディアと同タイプの製品。もちろんロディアも考えましたが試しに買うのなら安い方でいいやってことで。でもこれはあくまで「レポートパッド」の域を出ず、「ノート」ではない。やはり「大きなメモ用紙」でしかなくなってしまうなあ、ってことでデスク据え置きの書き殴り型メモとして余生を送ることになった。

これだ。A5版5ミリ方眼リングノート「LifeクリッパーノートG1379」

やっぱりノートじゃなけりゃだめだ。しかもあんまり厚くて重いのは嫌だ。だからモールスキンとかも駄目だ。さらにリングノートで表紙が固くないと嫌だ。立ったまま二つ折りにして片手で持って記入する、とかいう局面もあり得るからだ。しかしなかなかないんですよ、これが。ネットで検索かけても見つからず。コクヨやマルマンにはないみたい。で、ようやく巡り会ったのが「LifeクリッパーノートG1379」。紙質、デザインともに納得。俺は基本的に東京の人間なのでこのLifeという会社には以前から馴染みが深かったのだが、ひとたび東京を離れるととたんに入手困難になるようで、全国的にはかなり入手しづらいアイテムなのかも知れない。ライフさんに問い合わせたところ、直販は不可とのことで、通販で販売してくれる取扱店を二つほど紹介していただいた。うち1件はヤフーショッピングに出店を準備中のようなので、近い将来もう少し入手しやすくなるかも知れない。なお、現在大口の注文があった関係でメーカー在庫がないそうで、結構人気もあるのかも。
で、今は何でもこれに書いておき、インデックスは件名、日付、ページをタブ区切りしただけの簡単なテキストファイルにして母艦とリナザウで同期することにした。このノートは単語帳も兼ねているが、テキストファイルだけでも復習に使えるよう、また単語の検索にも使えるよう、見出し語をスペース区切りで列挙しておく。1冊のノートが尽きるときにはこのインデックスを印刷して貼っておけばよい。
ちなみに読書ノートはテキストファイルにして「紙2001」の「箱」に入れMCDBでカード型データベース化している(「文具としてのコンピュータ」参照。)し、一口アイディアも同様。また箇条書きやマークを多用したり追記が頻繁に発生するような学習ノートはOneNoteを使用しているので、「LifeクリッパーノートG1379」はおもに「頭を整理する道具」とか「テンポラリノート」とかいう感じの使い方が主ではある。

そんなわけで

俺の2006年も程なく始まろうとしている。もしかしたら3月あたりには「駄目だ駄目だ駄目だ」とか言い始めているかも知れんが。