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覚えられませんっ

元「覚えらんない人のためのオンラインソフト備忘録」。遅ればせながらブログ移行してみた次第。

俺にはやりたいことがない

俺には別にこれといってやりたいことがない。欲しいものも特にない。

家は中古住宅を数年前に買ってそこに住んでいる。ローンは重たいが家自体には大きな不満はないので、何か不都合が出てくるまではここに住み続けるのだろう。
妻が一人と子供が一人。犬を一匹飼っている。夫婦仲は間違いなく良い方だと思う。
子供は1歳6ヶ月。ダウン症である。夫婦ともけっこう年齢がいってから生まれた子なので、こいつの将来を考えると暗澹とした気持ちにならないこともないが、といって告知を受けたその瞬間から俺はそれを意外なほどあっさり受け入れていた。涙ひとつ出なかった。健常であることも障害を持つことも、それぞれの幸不幸がある。できるだけ幸福にしてやりたいとは思うが、といって俺が何かがんばるかというと何もがんばらないのである。こんな親父を持って不幸だな、と思う反面、こういう親父を持ったのは幸福だな、とも思う。おしかりを受けるかもしれないが。

仕事は自営なので、だいたい家でデスクワークをしている。気が向くと近所をジョギングする。
ジョギングといってもものすごくへなちょこなジョギングだ。4kmほどを40分もかけてだらだら走る。他に外出は近所に買い物に行くくらい。電車にはこの1年くらい乗っていない。車は持っているが、東京の実家に行くときくらいしか遠出をしない。旅行は面倒だからしない。

そう、面倒なのだ。面倒に打ち勝つほどやりたいことがないのである。老化現象とかいわれそうだが、俺は若い頃からこういう傾向が強かったので、断じて老化ではない(と思う)。良い家に住みたいとも、いい女を抱きたいとも、うまいものを食いたいとも、いい車に乗りたいとも、まったく思わないわけではない。しかし、まず、何よりも、圧倒的に、面倒くせえ。

そういうわけで俺は今日もほとんど家から出ず、妻と子と犬を時々かまいつつかまわれつつ暮らしている。十分に忙しく、満ち足りた日々である。