覚えられませんっ

元「覚えらんない人のためのオンラインソフト備忘録」。遅ればせながらブログ移行してみた次第。

『七つの習慣』

本文で『七つの習慣』について触れたので、今回の読書ノートにしておこう。なお、今後読書ノート内の見出しなどをはてな表記に合わせる手間を惜しんで、全部自分がメモったテキストをそのまま引用、ということにさせていただきます。その方が読後すぐの臨場感が出るだろう、ということで。(苦しい言い訳)

●個性主義と人格主義

最近の50年間の成功に関する文献の内容は、その場しのぎの表面的で薄っぺらなものにすぎない。
イメージの作り方、テクニック、応急処置的な手法を説明しているにすぎなかった。このアプローチを個性主義と呼ぶことにした。
その一方、それ以前の150年間の文献はそれとは著しく対照的なものであり、人格主義と呼べるものであった。これらの文献には誠意、謙虚、誠実、勇気、忍耐、正義、勤勉などが成功の条件としてあげられていた。

人の成長や人間関係についても、農場の法則が支配している。
蒔いたものしか刈り取ることはできない。そこには近道はない。
表面的な成功(社会的評価)に恵まれた人の中にも、真の成功(優れた人格を持つこと)を達成していない人もいる。

パラダイムを原則中心に転換する。
外的刺激に反応する(アウトサイド・イン)ではなく、自分自身の内面を変えることからはじめるインサイド・アウトの考え方をすべきである。私的成功が公的成功に先立つ。

●7つの習慣は依存から自立へ、自立から相互依存へと発展していく。

依存
第1の習慣=主体性を発揮する
第2の習慣=目的を持って始める
第3の習慣=重要事項を優先する

自立
第4の習慣=Win-Winを考える
第5の習慣=理解してから理解される
第6の習慣=相乗効果を発揮する

相互依存

再新・再生 1.肉体 2.社会・情緒 3.知性 4.精神
第7の習慣=刃を研ぐ

●P/PCバランス

PはPerformance(目標達成)、PCはPerformance Capability(目標達成能力)

金の卵(P)を手に入れるためにはガチョウ(PC)が必要。
P/PCのバランスをとれば、物質資源を活用するときの効果性を著しく向上させることになる。


●第1の習慣-主体性を発揮する
○ 人間は刺激と反応の間に「自覚・想像力・良心・自由意志」による選択の自由を持っている。
○ 反応的な言葉でなく、主体的な言葉を使おう。
どうしようもない→代替案を考えてみよう
しなくてはならない→そうすることに決めた
うまれつきだ→他のやりかたが選択できる
あいつは頭に来る→自分で自分の感情をコントロールする
○ 問題は自分の外にあると考えるならば、その考えこそが問題である。それは変化に対するパラダイムがアウトサイド・インになることである。よりよい聞き手になること、もっと愛を示す伴侶になること、もっと熱心な生徒になることで問題は解決できる。時と場合によっては最も主体性を発揮する方法は、ただ単に心穏やかにすべてを受け入れ、幸福になることである。そして心から微笑んで過ごすのだ。幸も不幸もいずれも主体的な選択の結果にすぎない。幸せになると決めて、コントロールできない要因を受け入れ、コントロールできるものに努力を集中させることができる。

●第2の習慣-目的を持って始める
○ 原則中心の生活をする。
§ 安定性…普遍の原則に基づいており、外的な環境や状況の変動によってなくなることはない。
§ 方向性…プロセスを描く正確なコンパスを持っている。バランスの取れたものの見方ができる。
§ 知恵…自分の下す判断に静かな自信が見られる。反応的な人たちと違うものの見方をし、自信を持って彼らと違う行動が取れる。
§ 力…自然の原則によってしか制限されない。自分の持つ資源に制限されず、それを遙かに超えて相互依存的な関係を組み、他の人との協力の恩恵を受ける。
○ ミッション・ステートメントを書く。役割と目標を決める。
家族のミッション・ステートメント、組織のミッションステートメント
ホテルの従業員が全員で作ったミッションステートメント。「妥協しない個人的なサービス」

●第3の習慣-重要事項を優先する
○ 緊急度と重要度による時間管理のマトリックスのうち、第2領域(重要だが、緊急でない)の活動に集中する。
○ デレゲーション(他の人に仕事をまかせる)によってPとPCの両方を高める。使い走りのデレゲーションでなく、完全なデレゲーションをする必要がある。

信頼残高を作るための6つの大切な預け入れ
1. 相手を理解する
2. 小さなことを大切にする
3. 約束を守る
4. 期待を明確にする
5. 誠実さを示す
6. 引き出しをしてしまったときは誠意を持って謝る


Pの問題はPCの機会
子供の抱えている問題を単なる邪魔や重荷だと考えず、子供との関係を築くよい機会だと解釈すれば、親子関係は一変するだろう。顧客がクレームを持ってくるときは、顧客との関係を築く最高のチャンスと考える。積極的な態度と笑顔を持って接し、顧客の喜ぶ方法で問題を解決しようとする。多くの顧客はもう他の店で買い物をすることなどまったく考えないという。

●第4の習慣-Win-Winを考える
人間関係の6つのパラダイムのうち、Win-Win(自分も勝ち、相手も勝つ)かあるいは「Win-WinまたはNo-Deal(Win-Winの合意または取引条件に至らなければ取引しない)」を選択する。

●第5の習慣-理解してから理解される
ほとんどの人は理解しようとして聞いているのではなく、答えようとして聞いているのだ。聞いている話をすべて、自分のパラダイムというフィルターを通して、自分の自叙伝を相手の生活に映しているだけである。接する人々すべてに自分のめがねをかけさせようとする。相手の話を「評価する・探る・助言する・解釈する」態度で聞くのはタブーである。相手に感情移入しようとすることが聞くときの基本。

●第6の習慣-相乗効果を発揮する

●第7の習慣-刃を研ぐ
最新再生の4つの側面
1. 肉体
2. 精神
3. 知性
4. 社会・情緒