覚えられませんっ

元「覚えらんない人のためのオンラインソフト備忘録」。遅ればせながらブログ移行してみた次第。

本日の読書ノート「大震災サバイバル・マニュアル―阪神大震災が教える99のチェックポイント」


今回のテーマとなんの関係もないのだが、最近日本全国で地震が頻発しているようなので、ふと思い出して昔の読書ノートを開いてみた。今回から「危機管理シリーズ」。何冊分かの読書ノートをいざというときに携帯から読めるようにということでここにおいときます。ちょっと古い本なので情報が今向きでなかったり、最新の研究で誤りと判明していたりする場合もあるかもしれません。

    • 家が残っている場合はじっとしている。ただしドアをあけ外の様子を確認する。
    • 浴槽に水を汲んでおく
    • 出火後1〜2分なら消火器で消せる。天井に届いたらもう無理なので非難する。
    • エレベーター内では掌を広げて回数のボタンに押しつける。ワイヤーは絶対に切れない。
    • 運動靴を室内に備えておく。
    • たんすの下敷きになった人を救助するには、背面の板を蹴破り、引き出しを抜いて軽くする。
    • 地震後に家屋を出るときは、通電火災を防ぐため、ブレーカーを切る。
    • 複数の病院、医療施設を把握しておく
    • 乳幼児がいる場合は「粉ミルク、ウエットティッシュ、紙おむつ、負ぶい紐、防寒具、おむつ、帽子などを入れたママバッグ」を用意しておく。
    • ツーバイフォー建築の家はほとんど倒壊しなかった。
    • 震災時の預金の払い戻しは柔軟な対応が可能。身分証明がなくてもあきらめない。
    • 不当な値段は全員で抗議する。
    • 非常食は、加工しないでそのまま口に運べ、日持ちのするもの。逃げるときは1日分でよい。
    • 被災直後に何より必要なのは水。給水車は2日かかった。やかんに常に水を入れておくとよい。
    • ミニバイクが最良の交通手段。燃費が抜群--パンクしにくい--ブルドーザー代わりになる。
    • マイカーで寝泊まりする。問題はガソリンとオーバーヒート。ときどきはエンジンを切る。エンジンをかけたまま寝ると命取りになる。
    • まず電気が復旧する。電気ポットが必需品。
    • ゴミ処理は遠方に行きそうなトラックにもって行ってくれるよう頼む。
    • コレクトコール(106)など、オペレータを通す通話はつながりやすい。一般の電話よりも公衆電話はつながりやすい。10円玉をたくさん用意。
    • 揺れで受話器がはずれたまま避難しないように。
    • 非常用持ち出し品。日ごろから使えるものは使い、消耗品は取り替えるように習慣づけておく。てぬぐい、食料、飲料水、ビニルひも、はさみ、ポリ袋、懐中電灯。ヘッドランプ、携帯ラジオ、下着、ヘルメット、消毒液、三角巾、防寒具(使い捨てカイロ)、缶切りのいらない缶詰、アドレス帳、現金(小銭重宝する)、ウエットティッシュ、車のキー、ライターやマッチ、スリッパまたは厚手の靴下、予備の眼鏡、通帳、予備の電池、アウトドア用のホイッスル、花粉症用のマスク(粉塵を防ぐ)、リップクリーム、厚手の業務用ゴミ袋
    • 車のトランクの中に非難用具を入れて置くのも手
    • ミネラルウォーターの買い置きをしておく
    • カセットコンロが重宝
    • 非常時用のものはアウトドア用品店が豊富
    • ウエットティッシュや洗浄綿、紙食器や紙コップなど、使い捨てのものがなるべくたくさんあるといい。
    • 厚手の業務用ゴミ袋。袋を二重にすれば給水車の水も確保できる、段ボール箱にかぶせれば即席のタンク、トイレ、ポンチョにすれば雨もしのげる。
    • 新築するばあいは、壁量の計算に注意。
    • 転倒すると出入り口がふさがるところに家具を置かない。テレビの転倒に注意。押し入れの中にバール。軍手、運動着、運動靴を寝室の押し入れに。
    • 椅子には座ぶとんを。
    • 観音開きのサイドボードは危険。中のものが一斉に飛び出す。
    • ガラス飛散防止フィルム。最悪でも風呂場にだけは貼っておこう。
    • マンションの耐震性は81年に改正された建築基準法が目安になる。
    • 自信の振動が均等に伝わらない建物は危ない。柱のサイズが中間層で変わっている建物など。平面がL、T、コの字型の建物もだめ。一階部分の片側が独立した柱で支えられている建物もだめ。
    • 排水管や地下駐車場に酸性雨つららを発見したら危険信号。
    • 切れた電線にふれても基本的には問題ない。電線が水たまりにひたっているような場合は水たまりに入らないように。
    • 塩ビのスニーカーは熱に弱い。避難用には通勤用でない丈夫な革靴が一番。
    • 地下鉄はかなり危険。あわてて線路上におりないこと。
    • 地下街は安全。頭を衣類や持ち物で保護する。他人が走りだしてもついていかない。壁づたいに避難する。下の階には絶対行かない。(火災が発生した場合酸欠になる)停電になったらしばらくその場を離れない。非常灯や誘導灯が着く(一〜二時間は持つ)ので出口を探す。
    • 火災時は煙に巻きこまれないように風上に逃げる。飲食店にいた場合はコップの水でハンカチを濡らし、口や鼻に当てて逃げる。姿勢を低くし、はうように進む。床の近く、特に通路の壁と床が接する角には空気が残っている。
    • 東京消防庁が指導する消火器使用のポイントは次の通りだ。
      1. 姿勢を低くして熱や煙を吸いこまないようにする
      2. 薬剤は手前から掃くように火元にふりかける
      3. 風上から風下へ薬剤が放出される時間は十〜二十秒。あせらず確実に火元へ噴射することが大切だ。ふとんなどは、粉末消火器で消したつもりでも後から燃え出すことがあるので、さらに水をかけておく。
    • では消火器がなかったらどうするか? 風呂の残り湯をかける、砂や土をかける、毛布や濡れたシーツをかぶせるなどの手段がある。なべの油に火が入った場合、マヨネーズの入った容器を投げ込むという方法もある。これは神戸市の消防職員が発見した方法で、マヨネーズの冷却効果と、主成分の卵たんぱくが固まって空気を遮断する効果で消せるのだそうだ。