覚えられませんっ

元「覚えらんない人のためのオンラインソフト備忘録」。遅ればせながらブログ移行してみた次第。

再セットアップ大変記

ハードディスククラッシュからようやく立ち直り、ほぼもとの環境に復帰した。その間ここのカウンターが10万を超えまあここのカウンターってページ移動するだけで数が増えるようなので普通のサイトさんのアクセスカウンターとは違うわけだがたとえそうであっても俺個人としては感慨無量っていうか疑心暗鬼っていうか無病息災っていうかなんだかわかんねえがうれしいことはうれしく、10万になった記念になんか変わったことをと思っていたのだがそのタイミングを逃してしまって残念というか面倒なことをやらなくて済む口実ができてラッキーっていうかまあそんな気持ちである。
さて、この1週間新ディスクのセットアップにいそしんでいたのだが、現在のコンピュータが購入以来2年半にわたってノープロブレムだったので俺の再セットアップ経験値が最強に弱まっており、躓いては出直しを繰り返して都合3回Windowsをインストールし直したりした。俺が躓いたトラブルをちょいと記録しておこうと思う。俺自身失敗の記録をしてくれているサイトさんにはかなりお世話になっているため、普通こんなに馬鹿じゃねえだろというような特殊なケースであってもヒットする方にはお役に立てるかも知れないので。じゃ、いってみようか。

躓きその1 ドライブレターが変えらんない

Western DigitalのWD3200JDというSATAのハードディスクを購入し、換装したわけだが、もともと俺のPCにはSeagateの120GBSATAディスクが載っており、クラッシュしたこいつを単純に取り替えるだけで問題なし、と思っていた。ところが、もう1代搭載していたMaxtorのUATAディスクが問題だった。これがPrimary IDE Masterとなっていて、2つのパーティションがC:とD:になっていたため、不用意にセットアップしたWindowsがE:にインストールされてしまった。システムドライブにあたるためWindowsからドライブレターが変えられない。マルチブートにしているのならともかく、OSがひとつしか入ってないのにE:\Windowsは寝覚めが悪い。まあ再インストールしたばかりだしまたでなおしゃいいじゃん、ということで今度はBIOSでUATAディスクをDisableにしてインストール開始。めでたくC:\Windowsとなったのはいいが、再び問題が。

頷きその2 起動しねえ

今回は深刻だ。SATAの新品ディスクはBIOSでThird IDE Masterとなっているが、これを起動ドライブとするようBoot Device Priorityで設定しても、こっから起動してくれない。ちゃんとシステムは入っているから、F8でBoot Deviceの選択画面を出して起動すれば立派にWindowsXPSP2が起動するんだが、ほっとくと起動してくれないのである。
BIOSを開くと常にMaxtorのUATAディスクが起動ドライブに変わってしまっている。こっちにはシステムが入ってないから起動するはずがない。俺はソフトだって大して詳しかないが、ハードにはもっと疎いのでBIOSを深いところまではいじれない。必死で英語のユーザーガイドを読解したが、SATA関係の設定ができるとこがないようなのだ。
俺のコンピュータのマザーボードASUSのP4C800Deluxeであるが、ASUSのサイトでトラブルシューティングなど探しても同種のものは見あたらない。じゃあ残された途はBIOSアップデートか面倒だなあうまくいくとはもちろんかぎらねえしなあ、とぼやきつつも仕方なしにアップデートしてみる。
結論から言えば、一発で問題なくなりました。設定を特にいじらずともちゃんとSATAから起動する。困ったときはアップデートだなあ、と胸をなで下ろした俺であった。

爪先その3 モデム認識失敗

俺はコンピュータからオートダイヤラーで電話するとかコンピュータから直接ファックスを送るとかいうのが仕事の重要な一環となっている。だからFTTH回線をひいているにもかかわらずモデムボードは必須。俺のモデムボードはConexantのものだが、IBM DATA FAX Modemとして認識されWindowsが勝手にインストールしてくれるドライバで正常に動作する、はずだったのだが、再インストール手順もだいぶ進んでOutlookの設定とFAXコンソールのインストール中に、モデムが検出されないのがわかった。コントロールパネルの「ハードウェアの追加」でも発見してくれない。めんどくさいようおうおうおうと泣きじゃくりながらガワをあけてモデムボードを刺し直す。再起動するも認識してないっぽい。以前のコンピュータでテレビチューナーボードを認識させるために使った荒技「ガワをあけたまま起動してPCカードを起動中に差し込む」をやるしかねえか。*1でまあ、なんじゃかんじゃで「ハードウェアの追加」から無事にインストールできた。まあ、これだけならよかったんだけど、その前に余計なことを試していてケチがついていたので、ちょっと考えた末また一から出直すことにした。

熊好き*2その4 やんなくってもいいことをやって後悔した俺

余計なこととはこんなこと。
ITmedia エンタープライズ:Windows Tips「Documents and Settingsフォルダの場所を変更する」さんにある「Documents and Settingsフォルダごと別ドライブに移動する」というやつ。できるだけシステムのあるドライブにデータを起きたくない、というのは誰しも考えることだろうが、Windowsはそうは思ってくれてないようだ。またこのDocuments and Settingsってやつは絶対わざとだろお前としか思えないほどにどこに必要なデータがあるかがわかりにくくできている。たとえばOutlookのデータファイル本体であるOutklook.pstはどこにあるかというと、C:\Documents and Settings\ユーザー名\Application Data\Microsoft\Outlookにあるかと思うとこれがそうではなく、正解はC:\Documents and Settings\ユーザー名\Local Settings\Application Data\Microsoft\Outlookなのだ。そりゃわかんねえよな。
でまあ、このページで紹介されている方法を使えば、ユーザーデータはすっきりと全部起動ドライブ以外のドライブに保存できるようになるだろうし、特殊フォルダのターゲットの変更*3をいちいちやらなくても済むようになるのではないかと思った。やってみた。
甘かった。俺のやりかたが悪いのかも知れんが、どうもこの方法でターゲットを変更できるのは%userprofile%を参照している場合だけじゃないかと。c:\documents and settingsで決めうちしているアプリケーションもあるように思える。たとえば前述のOutlookの場合、あくまでC:\Documents and Settings\ユーザー名\Local Settings\Application Data\Microsoft\Outlook\outlook.pstを参照するようだ。おれはこんらんした。またXcopyを使って書き戻すのも面倒だし、えーいもういいや、再インストールだぁ、と。

現在3代目

そんなわけで、現在稼働中のWindowsは3回目の再セットアップでようやく復旧したものなのです。で、そんな風に苦労して、せっせとドライバやDLLを入れたWindows環境をそのまんま保存しておきたいのが人情じゃねえかええそう思うだろうあにさん、というわけでAcronis True Imageを導入した俺である。次回このソフトの導入記を書いてみたい。こんなわかりやすいソフトの導入でも躓くとはさすが俺。やっぱりトラぶったんですわ、これが。

*1:もちろんこんなことをしてはいけない。ほこりが入ってショートしたり静電気で部品が死んだりするかもしれない。

*2:ここには有名俳優の名字にあたる最低の地口を入れていたのだが、このキーワードでここに飛んでくる人が多く、跳ばされた人の怒りはいかばかりかと思いやるとDVなどの引き金になる可能性もあるなあということで変更しさらに最低化した。

*3:TweakUIとかいじくるつくーるなどにこの機能がある