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覚えられませんっ

元「覚えらんない人のためのオンラインソフト備忘録」。遅ればせながらブログ移行してみた次第。

カチャカチャWindowsを使いたい-Fenrir編

Fenrirについては以前も書いたが、この「カチャカチャシリーズ」では俺自身の気まぐれによりできるだけ親切に記述することにしているため、もう少し初心者よりの方でも導入できるような解説をしたいと思う。

Fenrirを使いましょう

今回はFenrirを導入し、おもにあふでのフォルダ移動を楽にしよう、という狙いです。Fenrirは初級者が使えば初級者なりに便利に使え、上級者はさらにつっこんだ使い方ができるという、ある意味ソフトウェアの理想的なインターフェイスを持っているソフトです。正直私自身Fenrirを深い部分まで使っていないため、紹介できることにも限界があります。今回はあふとの連携のみを考慮し、目的を次の二点だけに絞ります。

  1. あふのフォルダ移動をFenrirと組み合わせて便利にする
  2. あふの弱点である検索機能をFenrirで補う

二点「だけ」と申しましたが、あふでこの二点が補えるということの恩恵は計り知れないものがあります。

Fenrirのインストール

Fenrirのインストールはフォルダを決めて解凍するのみです。これまであふと組み合わせるソフトはあふのフォルダに直接解凍していただいたものが多かったですが、これはあふとは別のフォルダにしておきましょう。Fenrir自身が設定ファイルやデータファイルを持つので、あふと同じフォルダにしてしまうとどちらのデータか分からなくなってしまいます。ただ、ここでちょっと特殊なことをします。なぜそんなことをするのかはあとで説明しますので、まず次のようにしてみてください。

  1. たとえばc:\Prgram FilesのサブフォルダとしてFenrirというフォルダを作ります。あふではkで新しいフォルダが作成できます。
  2. Fenrirの書庫からdocsの部分を選択し、Fenrirフォルダにコピーします。
  3. 作成したFenrirフォルダにさらに二つのサブフォルダを作ります。docsとあわせてサブフォルダが三つになります。作成する二つのフォルダは、ひとつはフォルダ移動用のFenrirをインストールするフォルダ(Dirとでも名付けておきましょう)、もうひとつはファイル検索用のFenrirをインストールするフォルダ(Allとでも名付けておきましょう)です。
  4. Fenrirの書庫からfenrir.exeをDirとAllそれぞれにコピーします。
  5. docsフォルダの中のomake.zip(前回find.exeを取り出した書庫ですね)からclip.exeをやはりDirとAllにコピーします。

ちょっと面倒ですし、ちょっと邪道っぽいんですが、こんなかんじでやってみてください。
Fenrirは本来は常駐ソフトで、全ドライブから素早く目的のファイルを探し出すことにその真骨頂があるのですが、あふと組み合わせてフォルダ移動に利用する場合には、候補にフォルダだけが表示される設定にした方が検索も速く、余計な候補が挙がらないため移動も素早くできます。今回DirにインストールしたFenrirがこのフォルダ移動専用のもの、Allにインストールした方がファイル検索用のもの、ということになります。オフィスソフトなどではソフトの情報をレジストリに書き込んでいるので通常こうした使い方はできません。こういう柔軟性もフリーソフトの魅力のひとつです。

Fenrirの初期設定

では設定に移りましょう。まずフォルダ移動専用のものから設定を始めます。

  1. Dirフォルダの中のFenrir.exeを起動してください。「データがありません。ドライブをスキャンします」というメッセージが出ますので、いいえを選択してください。Fenrirが終了します。
  2. Dirフォルダを開いてみてください。cmdとdataという二つのサブフォルダができているはずです。dataフォルダを開くと、scan.iniというファイルができていますので、これをエディタで開きます。
  3. 1行目を\だけに書き換えます。これはフォルダだけを対象とすることを示しています。
  4. 2行目以降ドライブが羅列されていると思います。リムーバブルディスクのドライブやあふで開くことがないと思われるドライブが記述されていたら削除してしまいましょう。
  5. 書き換えたらもう一度Dirフォルダに上ってFenrir.exeを起動し、今度は「スキャンします」に「はい」で答えます。スキャンには時間がかかります。しばらく待ちましょう。
  6. スキャンが終了したら、Fenrirの入力窓に/oと入力してください。設定画面が出ます。
  7. 「検索方式」は中間部分一致に、「候補リスト」の「アイコン」は非表示にしておくと良いと思います。
  8. 試しに検索してみましょう。必ずあるフォルダの名前の一部を入れてみてください。「中間部分一致」にしてありますから、途中の部分からでも候補に出るのを確かめるため、たとえば「indow」なんて入れてみてください。c:\windowsが候補に挙がるはずです。*1
  9. Fenrirを終了します。タスクトレイにアイコンが残っていたら、これも右クリックして終了させてください。

次にファイル検索用のFenrirを設定しましょう。今度はAllフォルダのFenrir.exeを起動し、前と同じような手順で設定していきます。ただし、今度は検索対象をフォルダのみにはしませんので、scan.iniの1行目は書き換えません。また、設定画面では検索方式を中間一致にすると候補が多くなりすぎる可能性があるので「先頭一致」に、逆にアイコンはファイルの種類を判別しやすくするため「表示」にしておくのがよいと思います。

Fenrirのコマンド設定

Fenrirでリストアップされたフォルダやファイルは、デフォルトではEnterで関連付け実行、Shift+Enterでプロパティが表示されるのみです。このままではフォルダをあふで開くことはできません。あふで開くためには、Fenrirにコマンドを追加する必要があります。
さきほどのDirのフォルダを開いてみると、cmdというサブフォルダがあるはずです。中をのぞくと、4enter.txtと0enter.txtという二つのファイルがあります。enterはもちろんenterキーを表しています。0とか4は修飾キーを表し、0は修飾キーなし、1はAlt、2はCtrl、4はShift、8はWinを表します。つまり0enterは修飾キーなしでenter、4enterはShift+enterを表しています。もうおわかりでしょう。Fenrirではこのcmdフォルダに、割り当てたいキーに従って名前を付けたテキストファイルを作成し、このファイルにコマンドを記述する形でキーカスタマイズができるのです。つまり、Fenrirで対象としたフォルダやファイルをあふで開くコマンドを記述したテキストファイルに、割り当てたいキーに従って名前を付け、cmdフォルダに保存すればカスタマイズ完了、というわけです。
さて、あふ側でも下準備が必要です。System AKTさんに再び足を運んで「あふこまんど」をダウンロードします。これは外部アプリからあふのパスを変更するためのツールです。ダウンロードしたらあふのフォルダに解凍しましょう。サブフォルダでは駄目です。かならずafx.exeと同じ階層にafxcmd.exeを置くようにしてください。これで準備完了です。
それではFenrirにリストアップされたフォルダやファイルをあふで開くコマンドを追加しましょう。Fenrirではあふのように修飾キーなしでコマンドを割り当てることはできないため、ここではCtrl+lに「あふの左窓で開く」、Ctrl+rに「あふの右窓で開く」を割り当ててみましょう。

[.***;
あふ左|C:\Bin\FileUT\Af\AFXCMD.EXE -l"%P"
]
[.***;
あふ右|C:\Bin\FileUT\Af\AFXCMD.EXE -r"%P"
]

上の内容を貼り付けたテキストファイルに2l.txt、下に2r.txtと名付けてcmdフォルダに保存します。これでリストでフォーカスのあるフォルダをあふの左右好きな方の窓で開くことができるようになりました。なお、この2l.txt、2r.txtはフォルダ移動用のDirのcmdフォルダとファイル検索用のAllのcmdフォルダで同じものを保存して大丈夫です。フォーカスがフォルダにある場合あふはそのフォルダにジャンプし、ファイルにある場合はフォルダが変更されたうえそのファイルにカーソルを置いた状態になります。蛇足ですが、外部からフォルダを変更する際に、左右どちらの窓を変更するかを指定できる2画面ファイラは案外少ないのです。私個人としてはあふをメインのファイラとして使用している大きな理由のひとつです。
なお、Fenrirのコマンドに関しては、以前柔軟カスタマイズに脱帽!-Fenrirその2 - 覚えらんない人のためのオンラインソフト備忘録により詳しい記述をしたので、さらにコマンドを追加される場合はこちらを参照していただければと思います。

Fenrirの起動を楽にする

最後にFenrirをフォルダ移動用、ファイル検索用それぞれに分けて、簡単に起動できるようにしたいところです。あふからAlt+jでフォルダ移動用Fenrir起動、Alt+Fでファイル検索用Fenrir起動、なんてできるといいでしょう。ところが、これがどうも簡単にはいかないようです。私の環境の問題である可能性もありますが、Fenrirを起動する際、起動したいFenrir.exeのあるフォルダにカレントフォルダ(作業フォルダ)を移動させないと、例の「データがありません。スキャンします」が出てしまうようなのです。K3KEYAFXでは(というよりもしかしたら「あふでは」というべきなのかもしれませんが)外部アプリのカレントフォルダが指定できないため、Fenrir.exeをうまくあふのキーに割り当てできません。(もしかしたら私のやりかたがおかしいのかもしれません。どうも歯切れが悪くて申し訳ないんですが。)
じゃあどうすりゃいいんだよ、ってことですが、ここでCraftLaunchを使ってみましょう。このソフトもあふとの相性の良いソフトです。「かちゃかちゃWindows」的には必須のソフトのひとつといえますので、次回はこのソフトを取り上げてみたいと思います。
なお、はやいとこFenrir使いてえんだよてめえのあてにならねえ更新なんか待ってらんねえよというかたはデスクトップにショートカットを作り、リンク先のFenrir.exeの最後に /tのオプションをつければFenrirを非常駐で使えるようになりますので、これにショートカットキーでも割り当ててしのいでいただければと思います。(っていうかやってみるとこれ意外と便利だね)

また独白

どうにもガイド役が道に迷ってりゃせわねえや、って感じであるが、もしかしたら誰もついてきてないのに勝手にガイドしているつもりになっているのかもしれんなあ。最初から誰もついてきていないのに無意味なガイドをしていたかもしれんし、遭難者の屍を累々と遺してガイドがひとりで突っ走ってきたかもしれんし、あるいはガイドが馬鹿なので追い越して先に行ってしまった人が多いのかもしれん。しかし、俺はガイドをするという行為をするためにガイドをしているっていうかガイドしているつもりはべつにないっていうかそもそもガイドできるほど道しらねえっていうかI'm sorry I'm a strangerっていうかまあいいや。直前に書いたことと完全に矛盾したことなど述べたりしつつもともかくまた書く。以上。

*1:もちろんWinNT系でWindowsという名前のフォルダがなければ候補に挙がらないが。