リナザウをいじっている。リナザウを使い始めて3日目あたりで強烈に感じたのは、PDAにキーボードがあることの便利さ。PocketPCはスタイラスなしでは操作不能といって良いが、SLC-3000はキーボードだけでほとんどの操作が可能。慣れるともうスタイラスを手に取るということがめんどくさくてたまらなくなる。覚えらんない人=俺にとってはMenuキーの存在が大きい。Menuキーでドロップダウンメニューが出せるので、ショートカットキーを覚えてなくてもたいていの操作が可能なのだ。
さて、前回予告したとおり、リナザウのオンラインソフトについて。有り体に言って、ザウルスを初めて購入した俺にとってはオンラインソフトの導入は結構苦労が多い。作成者の個性みたいなものが強く出ているソフトが多く、配布ページのドキュメントを読んでもド素人の俺にとっては意味不明な部分が結構あったりした。Windowsのオンラインソフトしか知らない人がリナザウのオンラインソフトをインストール*1し、カスタマイズする場合、俺と同じ場所でひっかかることがあり得ると思うので、一応そういった方にも有用な内容になるよう努力はしてみるが、まず第一に俺自身が再設定する場合に困らないよう、俺自身の備忘録として書かせていただくのはいつものとおりである。また、あくまで購入して日が浅い初心者の記述であり、したがって誤解や誤りも多々あるであろうことをお断りさせていただきたい。
まずファイラをインストール-FileLaunch
リナザウではHome画面のタブに「ファイル」というのがあり、ファイル操作が行えるようになっている。しかし、ここで操作できるのは/home/root/Documentsというディレクトリ以下のファイルのみである。Zaurus Driveで母艦と共有できるのも同様にこのディレクトリ以下のファイルのみ。ターミナルから操作しない限り、これ以外のディレクトリにあるファイルは、他にファイラを入れないと操作できないことになっているようだ。オンラインソフトを利用する場合、これでは困ることが多い。従って最初に入れるべきはファイラだということになるだろう。
SLC-3000で定番となっているらしいファイラはざっと調べて二つ。
前者は2画面ファイラであり、あふ使いの俺はこちらを選んだが、エクスプローラを使い慣れている方は後者の方が操作感が近く、使いやすいと思う。後者は機能拡張版シェアウェアのTree!Explorer QT Plus+もあり、これにはタブエディタや画像ビュワーなどが付属している。
- FileLaunch覚え書き
ほとんどのリナザウソフトのカスタマイズは設定ファイルをエディタで編集する必要があるが、このソフトはGUIからカスタマイズ可能である。
種別:シェル
メニュー名称:パスをコピー
実行プログラム名:echo
引数構成:$1 | qcf -r
第一引数:常に使用
とすることで可能になる。
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- FileLaunchを拡張するソフトとしてhttp://www2.gol.com/users/ikezawa/zaurus/FileLaunchGuide.htmlにさまざまなものが挙げられているが、あまり機能を拡張しすぎるとやぶ蛇になるおそれがあるかもしれない。俺はShift-JISでGrepがやりたかったのでnkfを導入してみたが今のところうまくいかずにいる。GrepであればGUIGerpがユーザーフレンドリーなので、これをメニューに追加する方が初心者向きか。
エディタ-ZEditor
定番らしい。Windowsライクで、とまどう部分は少なかった。簡易ファイラーも付属している。ファイルは一つしか開けない(複数起動させる方法はある。http://satoshi.web5.jp/f_soft/zed_man.htm##multi_file参照。)ので、タブエディタじゃないと嫌、ってかたは前出のTree!Explorer QT Plus+を。
- ZEditor覚え書き
- PageUp、Pagedownはどこじゃ、とメニューを探した阿呆は俺。ザウルスのマニュアルにちゃんと書いてある。Fn+カーソルキー。
- Menuの表示から「文字を大きく」できる。デフォルトは小さすぎ。一度この操作をすれば次からは設定したサイズで表示してくれる。
- 折り返し、オートインデントにチェック。
- 表示-オプション-表示でカーソルラインを直線に、カーソルを3に(太くする)。行番号の表示を改行、行頭2に。(このへん、単に俺の好みなのでこうした方がいいよ、ってことじゃないっす。)
- ZEditorを導入したら、FileLaunchのオプション-オプション-オプションタブで「メモ帳代替アプリ」にZeditorを登録しておくと良い。FileLaunchからテキストファイルを開くときZEditorで開いてくれるようになる。
この先の道はちょっと険しい-KeyHelper Applet、Zten改、q2ch
今回はFileLaunchとZeditorについて書いたが、この二つは比較的導入・カスタマイズが楽な方だろう。どちらもカスタマイズはGUIだし、配布ページにかなりわかりやすいマニュアルがあるし。次回以降は俺にとってちょっと険しかったKeyHelper Applet、Zten改、q2chについて記述しようと思う。
今回は頭使わないと書けなかったので呆けどころがあまりなかったなあ。
*1:インストール自体はきちんと規格で定められた方法があるので、むしろWindowsのオンラインソフトよりも簡単かもしれない。拡張子jpkのファイルを/home/root/Documents/Install_Files(Zausus Driveでは/home/root/Documents/以下しか見えないので単にInstall_Filesフォルダ)に入れてHome-設定タブから「ソフトウェアの追加/削除」でインストールすればよい。