覚えられませんっ

元「覚えらんない人のためのオンラインソフト備忘録」。遅ればせながらブログ移行してみた次第。

結構お大尽な俺-DeskTop Sidebar

ちょっと予定外に時間が空いたので、以前から一度インストールしてみようと思っていたDesktop Sidebarを試してみた。忘れないうちに書いておこうということで、2週間ほど更新をお休みするといった舌の根が乾かぬうちに更新する俺である。
以前「時」ソフトにはなかなかいいのが見つからないという件について - 覚えらんない人のためのオンラインソフト備忘録で書いたように、シンプルな表示のアナログ時計ソフトを俺は探していたのだが、スナップショットを見る限りでは少なくとも時計のデザインは俺好み。他に天気予報を表示してくれるのもよさげだし、またRSS配信のニュースを表示できるというのも魅力的。非常に重そうなソフトだが、一度試してみよう、ということで公式の最新版をダウンロードし、インストールしてみた。

日産デスクトップツール3

実はこの前にちょっとしたいきさつがある。Vectorを見ていて、日産デスクトップツールというのを見つけた。日産は日産自動車の日産である。Asahi.comのRSSや天気予報、カレンダーなどが表示できる、Desktop Sidebarと似たツールであるが、これのアナログ時計のデザインがなかなかいい感じだった。メールアドレスと郵便番号を入力しなければならないのがちょっと抵抗があったが、アナログ時計が単体で起動でき、重すぎないことを期待してダウンロードしてみた。
で、結論から言うと、予想はしていたがめちゃくちゃ重いソフトだった。Explorer.exeを超えて、起動しているソフト中No1のメモリ消費量。時計単体の起動もできない。予想の範疇を超えて全然駄目じゃん、そういや似たようなソフトって結構あったけどDesktopSidebarって今どうなってんだろ、ちょっとぐぐってみっか、こんな流れでDesktop Sidebarを訪れてみたのである。

デフォルトでは満艦飾

インストールは何も難しいことはない。日本語化も最初から「オプション-全般-言語」に用意されている。起動すると実にさまざまな「パネル」が表示される。アナログ時計、天気予報、株価、ニュース表示、システムパフォーマンス表示、特定のフォルダやネット上の画像ファイルをスライドショーするパネル、メディアプレイヤー操作パネル、Outlookの予定などを表示するパネル、ランチャなどなど。ものすごい充実ぶり。このほかにもWinampを操作できるパネルやボリュームコントロールなどが用意されていて、簡単に追加が可能。もちろんメモリは相当食うようだが、日産デスクトップツールよりは少ないようだ。
俺には必要ないパネルが多いので、時計、天気予報、システムパフォーマンス、ニュースルーム以外を削除。さらに表示位置はセカンダリディスプレイの右端にAlwaysOnTopで。セカンダリにはSleipnirをほぼ全画面で表示していたのだが、そこまで横幅が必要なかったのでちょうど良い感じで収まった。マルチディスプレイにちゃんと対応してくれているのはうれしい。さて、カスタマイズしてみることにしよう。

ニュースルームのカスタマイズ

最初から登録されているのは当然アメリカのニュースサイトばかり。俺はRSSをそれほど利用していなかったが、とりあえずSleipnirRSSプラグインに登録されていたものなどいくつかのチャンネルを登録した。

http://www3.asahi.com/rss/index.rdf(朝日)
http://bulknews.net/rss/rdf.cgi?Nikkan(日刊スポーツ)
http://bulknews.net/rss/rdf.cgi?PCWatch(PCWatch)
http://bulknews.net/rss/rdf.cgi?InternetCom (Internet.com)
http://www.paw.hi-ho.ne.jp/ether/cdjnews.rdf (CDジャーナル)
http://breeder.bk1.jp/rss/create.html(オンライン書店bk1RSS配信URL作成ページ)

最後のbk1はこのページから「デイリーランキング」「新入荷一覧」など好みのURLを作成できる。本が好きな方には有用なサービスだと思う。
登録方法はニュースルームのタイトルを右クリックし、「パネルのプロパティ-チャンネル-追加-Enter html Page URL」でrdfのURLを貼り付けるだけ。

Foobar2000プラグインを導入

なんと言っても悔しいのはWMPWinampのパネルがあるのにFoobar2000のパネルがないこと。あってもおかしくない、と右クリックメニューの「パネル追加」からMore Panelsを選び、Searchしてみた。すると、ありました。ここ。
早速ダウンロードして、インストールしてみた。以下インストールの注意事項。

  1. Foobar2000プラグインはDesktopSidebarの最新ベータ版以降でしか動かない。俺は公式版にインストールしようとして失敗した。Version1.05 Build88を落としてくること。
  2. Foo_text.pluginを導入しておく。上記のページにちゃんとリンク張られてます。
  3. Foobar2000のPreferencesで次のオプションにチェック。
      • Display -> Default User Interface -> System Tray:
          • Always show systray icon
          • Minimize to system tray
      • Components -> Text Writer:
          • Enable text file writing.
          • Events / Write file on: Startup, Quit, New track, Stop, Unpause, Stop (normal), Stop (new track).
          • Write only if contents will change.
          • Output Pathに現在演奏中の曲名などを書き出すテキストファイル(SongFile)のパスをC:\Program Files\foobar2000\nowplaying.txtとか指定。

なお、上記ページにはDesktopSidebar起動中にプラグインのファイルをダブルクリックしてインストールすれ、と書いてあるのだが、このやりかただと俺んちではエラーが出る。インストールは「オプション-このアプリについて-Pliugins-Install」からやった方がいい。
これで無事Foobar2000パネルができるはず。ところがこれではまだ問題が一つ残っているのだ。

演奏中の曲目が表示できねえ

パネルができたら右クリックしてパネルのプロパティを開き、SongfileのパスとFoobar2000の実行ファイルのパスを入れろ、と書いてあるのだが、
パスが入れらんねえ
のだ。OKボタン押すと、消えちゃうんですよ。すなわちパスがない状態なので、プラグインの野郎は「おーう、そんぐふぁいるがありませーん」とかほざきやがるのだ。
そこで無理矢理パスを入れてやる。DesktopSidebarを終了させて

C:\Documents and Settings\ユーザー名\Application Data\Desktop Sidebar\plugins\Foobar2000\Foobar2000.dsplugin

というファイルの中で空欄になっているデフォルトパスを

    <property name="pathToSongFile" type="string" default="C:\Program Files\foobar2000\nowplaying.txt" />

こんな感じで書き換える。これでソングファイルのパスが入り、歌手名・曲名・アルバム名が表示されるはず。なお日本語は問題なく表示できる。

いまいち割り切れない俺

俺のコンピュータは生意気にもそれなりのスペックがある(マルティディスプレイだったり、メモリ1Gつんでたり)ので、DeskTopSidebarがそれほど重くは感じないのだが、グラフィックボードが非力なので描画はちょっとちらついたりすることがある。まあ、時計と天気予報とFoobar2000パネルとニュース表示、どれもそれなりのメリットはあるが、うーん、こんな大げさなソフトじゃなく、もう少しこじんまりやってくれるソフトってねえのかなあ、などと考えてみれば贅沢な文句をたらたらこぼしたりする不遜この上もない俺なのであった。