俺が現役で使っているブラウザは4つある。
Sleipnir、Undonut、FireFoxと最近導入したSyrelaだ。まあSyrelaはまだ試用している、って段階だが。
で、これらに共通のブックマークを作るとなると、これは結構難儀である。
Mozila系のブラウザは独自ブックマークで、FireFoxなど使い勝手はよいのだが、FireFoxでブックマークしたサイトに行くにはFireFoxを開かなければならない。もちろんコンバートはできるが、しょっちゅうやるのも面倒だ。
また、覚えらんない人=俺にとって、サイト名なんぞ覚えられるわけがないので、ブックマークにコメントをつけることが必須となる。
というわけで、俺はテキストファイルでブックマークを管理している。
かなり紆余曲折あったんだが、rakucopy2とCopyUrlPlus、ポチエスのおかげでかなり満足できるシステムになった。今回はちょっと気合いを入れてそのへんを書いておこうと思う。例によって俺のための備忘録だから、本格派を目指す人の参考にはならないのであしからず。
材料
エディタの設定
お好みでかまわないので、階層を示す記号(●とか○とか・とか)を決めて、強調表示を設定する。
で、こんな感じで記述する。
● エディタ-Editor ○秀丸 ・秀まるおのホームページ http://hide.maruo.co.jp/
てな具合にスペースを入れたりしておくとツリー表示が見やすくなる。
たいていのエディタならリンクをダブルクリックすればページを開けるはず。
さて、階層構造にするメインのテキストファイル以外にもう一つ、一時保存のためのテキストファイルを用意する。そして、この一時保存ファイルをrakucopy2で利用することになる。
Rakucopy2の設定
Rakucopy2は、よくあるタイトルとURLを両方コピーしてくれるソフトの発展型である。
このソフトはIEの右クリックメニューから「タイトル・URL・選択テキストをコピーして、指定したテキストファイルに追加してくれる」機能がある。選択テキストはわざわざコメントを書く手間を省いてくれる。さらにインストールしたフォルダ内のrakucopy.htmlを編集することで書式がカスタマイズできる。
たとえば
・!title! (!yy!.!mm!.!dd!(!ww!) !hh!:!mi!) !text! <!url!>
こんな感じで書式設定しておけば
・ポチエス (2004.12.15(水) 00:05) こちらは、フリーソフト拡張子セレクト「ポチエス(.S)」のページです。 <http://www.geocities.jp/pochi_s2004/>
こんなふうに一時保存ファイルに追加される。あとはおりを見てメインテキストにカットアンドーペーストしておけばよい。で、画面写真のような感じのテキストになる。(小せえな)
さらにできることなら、メインの「お気に入りテキスト」はファイル先頭から検索してくれるのが望ましい。秀丸の検索ダイアログには「先頭から検索」がない(Jmにはある)ので、適当にマクロをでっち上げた。
// SearchfromTop.mac for HidemaruEditor // 現在のカーソル位置を記憶 #x = x; #y = y; //ファイル先頭に移動 gofiletop; //検索ダイアログを出す find; //見つからなければメッセージを出して if(result == false){ message "見つかりませんでした。検索前のカーソル位置に戻ります"; // 元々のカーソル位置に移動 moveto #x, #y; endmacro; }else endmacro;
これでたとえば「ポチエス」というソフト名を忘れてしまっても、選択テキストのおかげで「なんか拡張子で起動するソフトを分ける奴だよな、なんつったっけ。まあ、拡張子で検索してみよう」でたどりつける。
ちなみにFireFoxでは、テキスト追加機能はないもののエクステンションのCopyUrlPlusで書式設定までは同じようにすることができる。
ポチエスでURLを開く
こうしてできたお気に入りテキストをさらに活用するため、関連付けされたブラウザ以外でも開けるようにしたい。そこでポチエス。全く何でもできる重宝なソフトだ。しかも常駐しない。ツールはこうありたいものだ、の見本のようなソフトだよね、ホント。
で、設定だが、動作設定ファイル(デフォルトではesSys.ini)に
url=3
を設定し、
拡張子設定ファイル(デフォルトではesEXT.ini)に
[url] C:\Bin\Browser\Sleipnir\Sleipnir.exe %name=&Sleipnir %opt=%M %option C:\Bin\Browser\unDonut\unDonut.exe %name=&Undonut %opt=%M %SepV %option C:\Bin\Browser\OpenJaneView\Jane2ch.exe %name=&2chJaneview %opt=%M %option C:\Program Files\Mozilla Firefox\firefox.exe %name=&FireFox %opt=%M %option C:\Program Files\Sylera\sylera2.exe %name=S&yrela %opt=%M %option
こんな感じで記述。
これでポチエスにURLとおぼしきものが送られてくるとブラウザ選択メニューが出ることになる。「お気に入りテキスト」でURLをコピーし、ポチエスを/clipオプション付きで起動させればよいわけだが、それも面倒なので、やはり超適当秀丸マクロをでっちあげ、選択時右クリックに登録した。
// 『.s』起動マクロ PochiS.mac for HidemaruEditor if (selecting == yes)copy; run "C:\\Bin\\Launcher\\ExtSel\\ExtSelL.exe /clip";
ポチエスのバージョンが古いとURLは開けないので最新バージョン(現在5.07a)*1を使うこと。
*1:2005年2月18日現在Ver5.10d