覚えらんない人=俺の場合、ホットキーによるカスタマイズは基本的に駄目である。Hotkeyregも使ってみたし、身の程もわきまえずAutoHotKeyを入れてみたりもしが、結局ホットキーでアプリケーションを起動する、というのは俺には無理だ、という結論に達した。修飾キーと文字キーの組み合わせなど俺の頭では覚えらんないのである。最近ではホットキーソフトを常駐させる、ということは完全にやめてしまった。
ClockLauncherならけいざいョ(初期サザエさん調)
でまあ、俺としては「この機能は常駐させざるを得ない機能なんだよな、できるだけ常駐ソフト減らしたいんだけど」という場合、すべてClockLauncherに頼っている。俺の常駐ソフトは以下のラインナップである。
- クリップボード履歴=QTClip
- これは非常に重要な機能。ClockLauncherにも同じ機能があるが、俺にとってもっとも使いやすいQTClipを常駐させている。
- コマンドラインランチャ=CraftLaunch、Bluewind
- CraftLaunchはアプリ起動用、Bluewindはフォルダを開くため。どちらも外せない。これもClocklauncherにある機能ではあるが、やはり使い勝手と機能性で劣る。
- ダイアログ拡張=FODH
- 保存ダイアログで履歴を使いたいために入れている。必須、ってほどでもない。
- Webページ取り込み、メモ=紙2001
- 窓整理=ぴたすちお
- ウィンドウ関連とデスクトップのカスタマイズ。俺は窓を移動することが多いのでウィンドウをぴったりくっつけてくれる系のソフトがあると便利ということだけで、重要度は低い。しかし同種のソフトの中ではかなり多機能な方だと思う。フォーカスのないウィンドウをホイールスクロールしたり、エクスプローラの余白ダブルクリックで親フォルダに移動するなどの機能もある(この機能はClockLauncherにもあるが)ので、乗り換えることで常駐ソフトを一つくらいは減らせる人もいるかもしれない。
- マウス拡張=XWheelNT
- 俺はマウスジェスチャってのを基本的に信用してない。(っていうかアホなので適切な設定ができないのだと思う。)それでマウ筋より設定がわかりやすいこちらを使っている。さまざまなソフトのタブを閉じる操作を統一(タブ中クリック)するために使用したりしているので、はずすとかなり困ることになる。必須といって良いかも。
- ブラウザ補助=Proxomitron
- Alt+Tab拡張=AltTab++
- Alt+Tabを押しっぱなしにしてくれるソフト。後述するキーアサインを有効にするために必須。
- Insetキーを殺す=Insertkill
- Insertキーを殺してくれる。知らんうちに上書きになってた、なんてことがなくなる。
- いろいろ=QuickDir
- 各窓からexeファイルのあるフォルダを開いたり、窓を管理したり、俺は使ってないがおまけとしてホットキー機能もあったりする。多機能だが軽いので、必須というわけではないが常駐させている。
そしてこれ以外の常駐機能
- 付箋紙・タイマー・カレンダー・マウスジェスチャー・ホットキー=Clocklauncher
ということになる。
ClockLauncherでグローバルホットキーを設定する
覚えらんない俺は、本当に必須の機能にしかグローバルホットキーを割り当てていない。俺のグローバルホットキーは以下のとおり。
- Ctrl+Alt+V=QTClipによるクリップボード拡張
- Ctrl+Alt+C=紙2001への取り込み
- Ctrl+Alt+テンキー+=Foobar2000 VolumeUp
- Ctrl+Alt+テンキー-=Foobar2000 VolumeDown
- Ctrl+Alt+テンキー0=Foobar2000 Mute
- Win+→、←=窓循環(Alt+ESC、Shift+Alt+ESCを割り当て)
- Win+↑=Sleipnir検索バーにフォーカス
- Win+↓=タスク切り替え(Alt+Tab)
基本的にはこれだけ。Ctrl+Altが修飾キーのものはそれぞれのアプリケーション側で設定したもので、Winキーへの割り当てはすべてClockLauncherを使っている。ClockLauncherの「環境設定-ランチャ」にSendkeysのコマンドを登録して、ホットキーを割り当てるだけである。すべて「パス」にはsendkeys.exeのパスを書き、パラメーターはこんな感じ。
- 窓巡回= [Alt][ESC](逆順は [Alt][Shift][ESC])
- Sleipnir検索バーにフォーカス= Sleipnir [wait30][Alt]s
- タスク切り替え= [Alt][Tab]
ただし、タスク切り替えはAltTab++を常駐させておかないと使用できない。SendkeysでAlt+Tabを送っただけでは「押して離した」ことになってしまい、タスク切り替え画面が出るかでないかのうちに消えてしまうからだ。
Sleipnir検索バーにグローバルホットキーを設定する
FireFoxにも同様の機能があるが、Sleipnirの検索バーは検索エンジンにショートカット文字を設定できる。たとえば俺はamazonにaを割り当てているので、検索バーに「a 山田太郎」と入れればamazonで「山田太郎」を検索してくれる。Sendkeysを使うことで、ClockLauncherで割り当てたホットキーを押すだけで「ショートカット文字とスペースを入れた上でフォーカスを移す」こともできる。覚えらんない人=俺はこの機能を割り振ってあるのを忘れてしまってマウスでフォーカスを移すことが多いが、一応
という具合に割り当てたりしている。この場合Sendkeysのオプションは
amazon検索=Sleipnir [wait30][Alt]s[wait30]a[space]てな感じ。言わずもがなだが、aがamazonのショートカット文字である。
ClockLauncherのマウスジェスチャーに割り当てる
これらはClockLauncherの「環境設定-ランチャ」で適当なグループに分け、マウスジェスチャに割り当てたりするとさらに使い勝手が良くなる。ClockLauncherでは「くるくるマウス」「じぐざぐマウス」「コーナーマウス」のマウスジェスチャが利用可能。俺はランチャのいわばルートディレクトリにあたる「メイン」にはタスク切り替えだけを置き、そのサブディレクトリとして前述の「Sleipnir検索グループ」、qt0などを登録した「窓とタスクグループ」、メモやOutlookの予定や仕事を新規作成する「新規作成グループ」などを設定、またアプリケーションのショートカットを集めたフォルダを登録、「くるくるマウス」に割り当てている。ClockLauncherではこれらが皆階層化されてメニューになるので、極端な話ここからすべての作業が可能。また、「ジグザグマウス」に「Sleipnir検索グループ」を割り当てている。こうしておくと、「なんだか忘れちまったからマウスくるくるしよう」程度の頭の使い方でもコンピュータをいじれるので、最近めっきり退化して原生動物に近づきつつある俺の脳にもたいへん都合がよいのである。
この程度のホットキーであれば、そのために一つのソフトを常駐させるのは不経済だ。ClockLauncherとかQuickDirとか、他の機能もあってホットキーも使える、というソフトに任せるのが賢い主婦のいの一番であるなどと40代以上にしかわからないであろうキャッチフレーズを声高に叫んだりする俺であった。